外出させない方が、長生きすると聞いたことがあります。理由はな…

こんにちは。
外で保護されたり、多頭飼育放棄から助け出されコ達はノミ・ダニ·シラミ付きです。猫エイズ、白血病、猫風邪などの病気も持っています。ロードキルも心配ですよね？ワクチンを毎年接種していても心配です。家の近所にはキツネもいます。カラスもいます。外は楽しいだけでは在りませんよ？

理由はいくつかあります。

★ケンカ、ケガ
基本的に、猫は群れを作らない単独行動の動物なので、縄張り争いが苛烈です。
特に、成猫のオス同士がはち合わせしてケンカになると、致命傷や障害が残るような傷を負う可能性もあります。

1日のほとんどを外で暮らしているオス猫なら、縄張りが確立していたり、地域ネコと格付けが決まっていたりしていますが、ちょっと外に出るくらいでは、縄張りを持てない可能性が高いです。

例外は、家の近所にいた野良ネコを飼い慣らした場合で、それなら縄張りがそのままあるはずなので、散歩のように縄張りを回ってくるだけで、あとの時間を快適な自宅で寝て過ごすのも有りかもしれません。

そして、室内飼いのネコの肉球は柔らかいです。
元野良でも、室内で過ごすうちに柔らかくなってきます。
普通に歩いも、アスファルト、ブロック塀、コンクリートなど、固いものが多く、路上にはガラスの破片やクギなどもあり、それでケガすることもあります。

★事故、連れ去り
外に出すということは、交通事故に会う可能性があるということです。

その他に、人馴れしている猫だと、勝手に連れ去られる可能性があります。
連れ去りの理由は、虐待目的が多いという、悲しい現状もあります。

★病気や寄生虫
野良ネコは、猫エイズ（FIV）、猫伝染性腹膜炎（FIP）などの、発症すると死亡確率が高い病気を持っていて伝染される危険があります。

その他にも、ノミや回虫など、寄生虫に宿られる場合も多いので、外に出すなら3ヶ月〜半年に1度は、検診することが推奨されています。
寄生虫も馬鹿にならず、下痢や嘔吐、吐血などで死亡することだってあります。

★ストレス
ネコは単独行動動物なので、外では常に気を張っています。
呑気に寝そべっていたとしても、外敵を察知すれば飛び起きます。
無防備に過ごして、生きていける環境ではないので、安全な場所を確保しにくい野良ネコの寿命はとても短いです。

野良ネコの寿命は３～５年、平均４年。
飼い猫の寿命は10〜20年、平均15年。
こんなに違います。

元野良ネコで、どうしても外に出さないと、手が付けられないほど暴れるとか、元気が無くなり弱っていくとかでもない限り、できるだけ完全室内飼いにした方が良いと思います。